ブックタイトル東プロだよりNO.421
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東プロだよりNO.421
新年のごあいさつ富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社代表取締役 社長辻 重紀 明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、令和3年の初春を新たな決意に満ちてお迎えのこととお慶び申し上げます。 さて、昨年の春先から本格化した「新型コロナウイルスの世界的な感染拡大」は未だに終息の見通しが立たない状況が続いています。この災禍が去った後には、人々の行動や価値観が一変する「新たな日常」が始まると言われていますが、コロナ渦中にあってもすでにそうした動きは明らかに加速しています。これまでも、SNSを通じて個々人を繋ぐ新しいコミュニケーションや電子決済の普及などにより、私たちの生活は着実に変化しつつありました。それが今回のコロナ禍で、リモートワークやWeb会議の普及などに見られるように、企業活動へも一気に広がってきたわけです。こうした社会構造的な変化が起きるときには、必要とされなくなる製品やサービスが出てくる一方で、必ず、新たなニーズが生まれてきます。印刷業界も例外ではありません。「新たな日常」を見据えたクライアントからの「新たな要望」に、自在に丁寧に応えていくことで「危機」は「好機」に変わっていきます。これまでの「あたりまえ」が通用しなくなるいまこそ、自社の課題を見極め具体的な解決方法を見出し、緊張感を持って体質強化を図るためのチャンスと考え、それを「実践に移す」ことが何より重要なのではないでしょうか。 変革の実践においては、より大胆な発想の転換、より効率的な生産体制の構築がポイントになります。FFGSがいま最も力を入れているのも、まさに、新たなクライアントニーズに柔軟に応えるための「生産現場の効率化」のご提案です。とくに刷版工程では無処理版の普及に努め、刷版現場の自動化から、その先にあるスマートファクトリー化までもトータルに捉えて体系的なサポートを進めてまいります。その他にも、デジタルプレス、ポストプレス、パッケージ印刷といった主要分野における製品ラインアップの拡充を図り、「事業拡大への戦略立案」や「環境対応」、さらには「働き方改革」に対するご提案として、『Production Cockpit』や『XMF Remote』などのWebポータルを軸に、ICTを活用した幅広いソリューションを展開してまいります。 また本年4月、富士ゼロックスが『富士フィルム ビジネスイノベーション』として新たな社名で「富士フイルム」ブランドの下、ワールドワイドでビジネスを展開していきます。富士フイルムグループとしてこれまで以上に連携を強化し、皆さまに変革へのご提案を積極的にしていく所存です。FFGSは、あらゆる領域でICT活用を加速させつつも、人と人とのコミュニケーションを大切に一社一社の皆さまとしっかり繋がりながら、本年も『NEVER STOP』の精神で業界の革新に挑み続けてまいります。 最後になりましたが、皆さま方のさらなるご発展とますますのご健勝を心よりお祈り申し上げまして、新年のごあいさつとさせていただきます。