ブックタイトル東プロだよりNO.418

ページ
3/8

このページは 東プロだよりNO.418 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

東プロだよりNO.418

No.418 3■本部主催セミナー「第1回 経営幹部育成講座」報告9月26日(土)りそな総合研究所セミナールームにて、東京プロセス工業協同組合主催の「経営幹部育成講座(全3回)」の第一回目を受講して参りました。講師はハートアンドブレイン株式会社代表取締役 村上和德氏で、英国国立ウェールズ大学経営大学院でMBAを取得された経営学のプロフェッショナルとして、自己紹介からしっかり心鷲掴みであります。今回の講義のキモは、経営上最大の資源である人とその教育の重要性、そして経営者の命題である「どうしたら人は喜んで働いてくれるのか?」ということで「サーバントリーダーシップ」という考え方をベースに様々な事例を交えながらお話いただきました。私は勉強不足でサーバントリーダーシップという言葉を初めて聞いたのですが、意訳すると「部下に対するサービス業としてのリーダーシップ」とのこと。私は制作部署の部長をやらせていただいておりますが、常々「いかに部員にパフォーマンスを発揮してもらうか?」を考えて行動しておりました。実際には部員の性格を良く見て、機嫌を損ねそうな情報はカットしたり、必要な際は言い方を変えてうまく誘導し、作業のお膳立てをし、裏側でフォローをしと、まさしくサービス業だな~ここまでやらないとうまく回らないものかな?と感じておりましたので、全く間違ってはいなかったのだと少し安心した次第です。報酬や福利厚生など、会社から与えられるもの以外でいかに社員のパフォーマンスを上げるのか? 非常に難しい命題ですが、多数の参加者の生の声から生きた解答を得ることができたので、さっそく日々の業務の中で活かしていきたいと思います。講義はリーダーシップとマネジメントの違い(両輪がバランスよく必要なんですね)や、「ミッション」「バリュー」「ビジョン」の概念がとても参考になりました。特に会社とそれぞれの部署で、社員が同じ方向を見て進んでいくために「ビジョン」が不可欠だと改めて感じました。部員の気持ちを高ぶらせるわかりやすい目標をちゃんと提示すること、声に出していくことが大事だなと。こちらもしっかり実践していきたいと思います。9時30分~16時30分までの長丁場でしたが、テーマごとに3分の個人ワーク+5分のグループワーク+発表という研修形式で、眠くなる暇のない、あっという間の講義にお腹一杯胸いっぱいです。東京平版株式会社 福原 英樹