ブックタイトル東プロだよりNO.404

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概要

東プロだよりNO.404

6 No.404業界情報 Industry information 印刷用紙を取り巻く環境は、値上げだけでなく、紙不足問題が業界に広がっております。そうした中、北越コーポレーションと王子製紙から、紙の生産に関する発表がありました。 北越コーポレーションにおいては、3月末に停止した新潟工場6号抄紙機を、5月、6月の2ヵ月限定で再稼働するとしています。同社は国内印刷用紙の需要減少に対応し、印刷用紙の生産体制の再構築のため、新潟工場6号抄紙機を停機していました。 しかし、国内製紙メーカーの印刷用紙の供給能力削減、自然災害や諸事情により国内印刷用紙の供給量が極端に不足していることを受けて、供給責任の一端を果たすべく、他の国内製紙メーカーへのOEM供給を目的に再稼働することになりました。 一方、王子製紙では、新聞用紙を生産してきた北海道の苫小牧工場で稼動する抄紙機N-5 号マシンを改造し、段ボール原紙、クラフト紙の製造に切り替えるとしています。実施予定2020年度上期、稼動予定は2021年度です。加えて、徳島県阿南市で印刷用紙(塗工紙)を生産している富岡工場の9号マシン、9号コーターを停止します。実施予定は2019年度末。 今年4月1日から、中小企業に対して時間外労働の上限規制が導入されたことに伴い、働く環境の見直しを行っている企業を支援するための「人材確保等支援助成金(働き方改革支援コース)」が創設されました。(厚生労働省) 支給の対象は、①労働者災害補償保険の適用事業主、②次のいずれかに該当する事業主(飲食店を含む小売業、サービス業、卸売業、その他の業種)、です。 支給対象となる取り組みは、①労務管理担当者に対する研修、②労働者に対する研修、周知・啓発、③外部専門家によるコンサルティング、④就業規則・労使協定等の作成・変更、⑤人材確保に向けた取組、⑥労務管理用ソフトウェアの導入・更新、⑦労務管理用機器の導入・更新、⑧デジタル式運行記録計の導入・更新、⑨テレワーク用通信機器の導入・更新、⑩労働能率の増進に資する設備・機器等の導入・更新(小売業のPOS装置、飲食店の自動食器洗い乾燥機など)、のいずれか1つ以上の実施。 働き方改革を進めるには苦労が伴います。利用を考えてみてはいかがでしょうか。詳細は、厚生労働省のホームページで紹介しています。(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000120692.html)紙不足問題つづく北越と王子で新たな動き中小企業の労働時間の支援で「時間外労働等改善助成金」