ブックタイトル東プロだよりNO393

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概要

東プロだよりNO393

6 No.393業界情報 Industry informationデジタル印刷機を導入している紙器事業者が約25% 矢野経済研究所は、全国の紙器事業者及びその他関連企業におけるデジタル印刷の実態について調査しました。それによると、デジタル印刷機を導入している紙器事業者は25.9%でした。 アンケートには、サンプル・校正用途で使用していると推測される大判インクジェット機のみ保有している事業者や、紙器以外の印刷物のみで活用している(紙器の印刷では活用していない)と回答している事業者が含まれていることが高い数値に影響していることが考えられるとしています。導入しているデジタル印刷機のタイプは「大判インクジェット機」が半数近く、用途は「生産機、サンプル・校正用途の両方で使用」が6割を占めています。一方、「紙器」のみでデジタル印刷機を稼動させている事業者は2割でした。 デジタル印刷機を導入していない紙器事業者に、今後の必要性を聞いたところ、「必要性を感じるので、いずれは導入を検討」が18.6%、「必要性は感じるが、導入は考えていない」41.9%とあり、“必要性を感じている”事業者が約6割を占めています。そのことから、顕在化しているニーズは小さいものの、デジタル印刷機導入に対する潜在的なニーズが高いと分析しています。 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(FFGS)は5月25日、愛知県小牧市に軟包装分野向けデモセンター『WING CITY komaki』を開設しました。同センターでは、軟包装用インクジェット・グラビアハイブリッドプレス「Jet Press 540WH」が稼動展示されています。Jet Press 540WHはインクジェット画像形成技術EUCON Technologyを搭載し、フィルム機材への高速・高品質の出力を実現。UVインクの臭気を大幅に低減させており、食品包装などの用途に適した印刷システムです。FFGSが愛知県・小牧市に『WING CITY komaki』を開設