ブックタイトル東プロだよりNO392

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概要

東プロだよりNO392

6 No.392業界情報 Industry information 日本標識工業会によると、JIS安全色(JIS Z 9103)規格が改正され、多様な色覚を持つ人誰もが識別できる“ユニバーサルデザインカラー”が採用されました。改正された「JIS Z 9103規格」は、2011年に制定されたISO3864-4の対応国家規格で、安全色及び安全標識について制定したものです。 今回の改正にあたり、抜本的な改善を望む声に応え、初めて多様な視覚特性者の協力を得て本格的な調査が実施されました。その結果、色の組み合わせに対する認識性調査に基づき「多様な色覚を持つ誰もが識別できる色(ユニバーサルデザインカラー)」が採用されました。 多様な色覚を持つ人誰もが識別できるユニバーサルデザインカラーを採用した材料としては、反射材や蛍光などを含まない一般材料、蛍光材料及び信号灯が該当します。また安全色は、安全標識だけでなく、公共交通機関、一般施設などの案内用表示板、危険の程度を表す色区分、津波などの災害の程度(想定)を表す色区分などの生活の中で使用されています。同工業会では4月20日に改正内容についての会見を行い、印刷・プリンターやデジタルサイネージ等に用いる色指定推奨値についても解説しました。こうした動きを中心に、今後は街頭などで目にする標識・看板などのユニバーサルデザイン化が進むのではないでしょうか。標識の色にユニバーサルデザイン