ブックタイトル東プロだよりNO390

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概要

東プロだよりNO390

3No.390■青樹会活動報告2月10日(土)大阪市中央公会堂にて、印刷関連団体の垣根を越えて全国の青年印刷人が集う大会「PrintNext2018」が開催されました。実行委員長は(株)セントラルプロフィックスにも在籍経験のある、大阪の(株)美生社 山本素之氏が務められました。東プロからは田畠理事長と青樹会から佐々木が参加してきました。今回のテーマとして「強い会社になる為に、そして企業を永く継続する為に。」が掲げられ、全国8ブロックによる「自らの仕事を作り出す」を課題として実践した事例発表が行われました。それそれが工夫を凝らした内容でのビジネスデザインに取り組まれており、全国の青年印刷人たちのパワーには驚かせられました。私たち青樹会も負けないように頑張ってまいります!第6回目の会社紹介は「株式会社共栄メディア」様です。共栄メディアといえば、デジタル印刷機「Jet Press」を活用した色校正という、革新的サービスを生み出し業界に衝撃を与え、常に先鋭的な事業展開で成長を続けている、いま最も注目を集めている企業でしょう。今回は、この共栄メディアが埼玉県戸田市にあるSPセンター戸田工場に新しくハイデルベルグ社製「スピードマスターCD102-6L機」を導入されたということで早速お邪魔し、松永専務取締役SPセンター長と松本戸田工場印刷加工グループ課長にお話を伺って来ました。製版・校正から始まった同社は、時代の変化とともに事業領域を変遷させ、現在は企画力とマーケティング力を武器に印刷物、WEB、デジタルサイネージ、什器やパッケージ、販促物、Tシャツプリントなど幅広い分野で企業のセールスプロモーションを総合的にサポートする事業展開をしています。今回の印刷機導入は、2016年9月に什器・パッケージ事業における厚紙印刷加工の強化の一環として行われた三栄紙工とのM&Aの際、譲り受けた工場の老朽化した印刷機を入れ替えることで、品質と生産性の向上を目的とされました。最新鋭の「菊全6色UV+ニスコーター+検査装置付印刷機」により、納期及び品質面で生産性が格段に向上され、営業面でも積極的に質の良い仕事の受注することができ、また印刷オペレーターも品質の良い製品を作り出せることでモチベーションがかなり向上したそうです。また、こちらの工場には、同社の特色あるサービスとして展開している「Tシャツプリント」の生産設備が併設され、シルクや昇華転写、インクジェットなど、様々な印刷方式で生産対応していました。最後に、企業風土の融合が課題とされるM&Aについてのお話も伺いました。今回のM&Aを成功させるために一番重視した事は、社員とのコミュニケーションだったそうです。「買った、買われた」という立場ではなく、これから一緒になって共栄メディアを発展させていくための仲間であるために、錦山社長と松永専務が先頭に立って、個別面談や懇親の場を多く設け、「話を聞き」「話をする」事で、お互いの理解を深め距離と垣根を取り除くことに尽力したとの事です。約1年が経過し「チーム共栄メディア」としての強い組織が出来ていることを窺い知ることができました。今回の取材を通じて、変革をし続ける共栄メディアの強さの秘訣は「チャレンジング精神」「組織力」そして何より人を大切にする「人材活用力」であると感じました。厚紙印刷によるパッケージや什器製作、Tシャツプリントなど「共栄メディア」は、とても頼りになる仲間の会社です。組合員企業紹介ここに注目!第6回 株式会社共栄メディア様