ブックタイトル東プロだよりNO387

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概要

東プロだよりNO387

6 No.387業界情報 Industry informationパッケージデザインを見ると、時代の流れがわかるものですが、パッケージデザイン開発とマーケティングリサーチを行う株式会社プラグは、今秋の新商品516商品を対象に、20~50代男女述べ2万6,000人にパッケージデザインの好意度調査を実施しています。 特に最近、“デザイン”がビジネスのキーワードとして注目される中、同社では、パッケージデザインのビッグデータから、多くの方に役立つ旬の情報を提供していきたいと考えており、パッケージの傾向について調査しています。それによると、好感度第1位は、赤城乳業の『MILCREA チョコレート』でした。贅沢な味わいの濃厚なミルククリームと生チョコカカオマス入りのアイスのとろけるような味わいを表現したパッケージデザインが評価されました。「濃厚でなめらかなチョコとミルクがうまく表現されていてとても美味しそう」といった意見が寄せられており、女性だけでなく、特に男性全体から高い評価を受けました。なお、第2位は丸美屋食品工業の『ひよこチップ入りのりたま』、第3位は青の洞窟の『海老の旨味豊かな海老と帆立のトマトクリーム』でした。デザイントレンドとしては、一つには、「濃い」をキーワードにしたデザインが春以降、定着しており、引き続き高く評価された商品が多く見られました。また、派手なものよりも安心できるものを評価する傾向があり、定番のキャラクターを使ったものやナチュラルなものが評価されるという傾向が見られました。秋にお馴染みの“もみじ”や“ハロウィン”の新商品が並ぶ中、デザイン面で高評価を獲得する商品は減少してきた傾向が見られました。加えて、カテゴリーを超えて、ホワイトスペースを作り、商品の質感や奥行を表現したものが評価されるなど、ホワイトがキーカラーとなる傾向もみられました。同社では、調査結果サマリーについて無料でダウンロードできるようになっているほか、商材データを有料で提供しています。(http://www.plug-inc.jp/)秋のパッケージデザイントレンド“落着き・上品・さわやか”