ブックタイトル東プロだよりNO387

ページ
3/8

このページは 東プロだよりNO387 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

東プロだよりNO387

3No.387■2017東プロ秋季研修旅行報告11月22日(水)~23日(祝)にかけて、13名の参加者のもと東プロ秋季研修旅行が開催されました。今年度は、新潟県長岡市方面への研修旅行となりました。先ず、初めに長岡市にある北越紀州製紙株式会社長岡工場を見学いたしました。長岡工場は信濃川の豊富な水を利用した広大な敷地面積を持つ工場で、主に工業用紙やファンシーペーパー、特殊繊維ボードが生産されています。また周辺には研究所や製造に携わる関連企業が隣接しており、その一帯が製紙関連の一大コンビナートとして成立していました。実際に抄紙機の稼働現場を見学させていただき、見学後には数々の質問が尽きぬほど、大変興味深く、価値ある見学となりました。2つ目の見学先として、三条市にある諏訪田製作所を訪れました。刃物や金属加工の町『燕三条』の中でも、高級爪切りで有名な同社は、一般見学者の受け入れを前提とした作りとなっており、施設全体が黒く塗り尽くされたたいへんモダンな工場でした。鍛冶や研磨など刃物製造の技術もさることながら、商品価値を高めるためのブランディングは大変参考となりました。1日目の最後は、組合員企業でもある「第一コンピュータ印刷株式会社」を見学させていただきました。詳細は次の組合員企業紹介のコーナーで報告させていただきます。研修2日目は、午前中に豪農の館「北方文化博物館」に立ち寄り新潟の文化を学んだ後、昼食後に最後の見学先となる、清酒「久保田」で有名な「朝日酒造株式会社」を見学いたしました。酒蔵見学という名目で訪れた我々一行は、酒蔵というイメージを遥かに超えた近代的な工場に度肝を抜かされました。徹底した衛生管理と製造工程管理、オートメーション化された工場の中に生き続ける、杜氏としての職人の技術。「ものづくり」に携わる私たちにとって、大変参考になる見学となりました。今年の研修旅行は例年を遥かに上回る、充実した価値ある研修となりました。明日からの会社作りに活かしていきたいと思います。