ブックタイトル東プロだよりNO383

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概要

東プロだよりNO383

 環境負荷低減、コスト削減、作業効率化などのメリットから注目され、いま急速に導入が進んでいる完全無処理CTPプレート。最近ではUV印刷やロングラン用途においても導入の要望が高まってきました。このような状況を踏まえ、富士フイルムグローバルグラフィックシステムズでは、SUPERIA完全無処理サーマルCTPプレートの新たなラインアップとして、高耐刷・UV対応の『SUPERIA ZD』を開発し、市場導入を開始。すでに、優れた耐刷性や、油性・UV印刷を問わない印刷適性・安定性などに高い評価をいただいています。ここでは、いち早く導入されたお客さまの声をご紹介します。■株式会社光陽社 生産本部 本部長 千葉達也氏「再現性の高さ、刷り出しの速さにより、環境対応と品質・生産性向上を同時に実現」 当社は4年前、油性印刷用に完全無処理プレート『SUPERIA ZP』を導入し、大きなトラブルもなく安定運用してきました。UV印刷では有処理プレート『SUPERIA XP-F』を使用してきましたが、やはり油性・UVとも全面的に無処理化したいという考えがあり、今回、『SUPERIA ZD』の導入を決めました。印刷機の設定や作業環境などはXP-Fと同じ条件で問題なく、CTPのカーブはZPのものを微調整した程度で、導入は非常にスムーズでしたね。また、網点の再現性、水幅の広さなど、XP-FやZPの優れた性能が引き継がれており、刷り出しも15枚程度と非常にスピーディーです。今後、XP-Fから『SUPERIA ZD』への移行を進め、最終的には無処理プレートに統一する予定です。完全無処理化によって、環境対応と生産性向上・品質向上をより高いレベルで実現することを目指しています。■株式会社阪急デザインシステムズ取締役常務執行役員 管理本部 本部長 新堀末次氏「UV印刷での高い耐刷力を実感。生産性向上で、通し枚数30%増、残業予算20%減」 昨年、パウダーレス化による品質向上、環境対応、生産性向上のため、油性印刷からUV印刷に全面移行しました。その中で、『SUPERIA ZD』のメリットとして実感しているのが、耐刷性の高さ。4万通しというロットでも1版で問題なくこなしています。また、UV印刷への移行により生産効率が向上したことに加え、『SUPERIA ZD』によって社内で幅広いロットをこなせるようになったため内製化率も高められ、通し枚数が前年比30%も増加。さらに、残業時間の削減にもつながり、会社全体の残業予算は前年比で2割以上削減できました。■大同紙工印刷株式会社 代表取締役 川瀬康輝氏「抜群の安定性と高い印刷適性により、無処理プレートへの移行がスムーズに」 当社では、主にPPやPETなどの化成品材料への印刷および加工を手がけています。『SUPERIA ZD』は水幅が広く、有処理プレート『XP-F』と同じ感覚で刷れるため、現場で非常に好評です。当社で使用している数種類のUVインキとの相性も良好で、汚れも発生せず、4万枚ほど印刷してもまだ耐刷性に余裕があります。自現機レスのメリットとしては、毎朝の立ち上げの待ち時間やメンテナンスの工数を削減できたことが大きいですね。まだ移行途中なので1台残っていますが、完全無処理化が達成されれば、現像に関わるコストが年間70~80万円削減できる見込みです。市場導入が進む高耐刷・UV対応完全無処理サーマルCTPプレート『SUPERIA ZD』富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社