ブックタイトル東プロNO382

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概要

東プロNO382

6 No.382業界情報 Industry information日本印刷産業機械工業会(JPMA)は5月15日、Japan Color認証制度『デジタル印刷認証』の認証申請受付を開始した。Japan Color認証制度は2009年に標準印刷認証を開始し、その後、マッチング認証、プルーフ運用認証、プルーフ機器認証と順次追加され、各印刷会社で導入されています。現在、標準印刷認証を取得している印刷工場は5月時点で200工場を超える見込みです。新たに制定されたデジタル印刷認証ではJapan Color2011を基本として、オフセット印刷に対するデジタル印刷の再現近似性を実現する『運用能力』を認証していきます。工場単位で認証し、審査する対象は申請するデジタル印刷機1台で、印刷前工程のワークフローも審査対象に含まれます(プリフライトチェック)。認証基準はISO TS 15311-1を採用し、ISO準拠とします。ISO TS 15311-1の評価項目のうち、色再現性等についてはマッチング認証等での実データの蓄積があるため、統計手法等による基準値の目安を求め、実証実験で妥当性を検証し決定。バンディング、モットリング等の画質評価に関わる認証基準は当面対象とせず、データの蓄積及び分析を行った上で、今後の採用を検討していきます。色差式はCIEDE2000を採用。申請に当たってはデジタル印刷で出力した500枚の印刷物を事務局に送付し、そのうち15枚を無作為抽出して審査します。用紙は基準の白色度よりΔE3.0以内のコート紙を使います。5月31日の東京を皮切りに全国主要都市で『Japan Color認証セミナー』を開催しています。セミナーではJapan Color認証制度取得のメリットや事例などを解説するほか、デジタル印刷認証制度も説明します。6月以降の東京でのセミナー予定は、6月9日、7月14日・21日・28日、9月15日・22日・29日で、いずれも会場はJPMAです。その他、大阪、名古屋、広島、福岡、北海道、仙台でも開催します。【新規認証費用】事前審査料10万8000円/本審査料21万6000円/登録料5万4000円【更新審査料(2年ごと)】10万8000円Japan Color認証制度で「デジタル印刷認証」受付開始