ブックタイトル東プロだよりNO381

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概要

東プロだよりNO381

6 No.381業界情報Industry information2017年の生活者トレンド“お一人様”など「個」に注目大日本印刷は生活者の情報メディア利用と購買行動の変化についての研究をまとめた「メディアバリューレポート」最新号(Vol.77)で、『2017年の生活者のトレンド』について取り上げています。そこでは、少子高齢化を背景に生活者一人ひとりが社会・地域・家庭で様々な役割を担うようになり、時間のマネジメントへの意識が高まり、「SNSの浸透にともなう“心地よい”と感じる時間の過ごし方の変化」や「AI(人工知能)などの技術進化による情報探索スタイルの変化」などが生活者のトレンドになっていると報告しています。例えば、「ひとり焼肉」や「ひとり音楽フェス」など、一人の時間を楽しむ“ソロ活”が人気となっています。スマートフォンが普及し、SNSの利用が日常的になり、バーチャルなコミュニケーションが増えるなか、趣味や関心を共有するネットでつながる“大勢”の存在が“ソロ活”を後押ししていることが背景にあるとしています。今後は、こうした意識の変化を反映した、“ひとり”を楽しむ人々のための商品やサービスの拡がりが期待されています。また、「野菜から食べる」「朝はヨーグルトを食べる」といった自分の「食ルール」を実践している人は8割に上っています。外食やお惣菜、宅配サービスなどの食の選択肢が広がるなかで、簡便さだけではなく、自分なりの食生活を意識して組み立てようとする生活者の姿があるといいます。お金をかけてもよい食品としては「生鮮食品」の評価が高く、美味しさだけではなく「自分の体を労る」「毎日の生活を丁寧に考える」といった暮らしの基盤をつくるものとして“食”に目が向けられているということです。また、女性が洋服の購入を決める際に参考にする情報源として、「モバイルショッピングサイト」が「雑誌」を上回りました。Webサイトに加え、SNSなどでも自分好みの情報に触れられるようになり、紙媒体ではなく、スマートフォンで入手できる情報に反応して買うという購入プロセスが生まれています。