ブックタイトル東プロだよりNO374

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概要

東プロだよりNO374

6 No.374業界情報 Industry information8月24日、平成28年度の第2次補正予算が閣議決定し、「ものづくり補助金」を進化させた「地域未来投資促進事業」に1,001億円が計上されています。「地域未来投資促進事業」は①革新的ものづくり・商業・サービス開発支援事業、②中小企業IT経営力向上支援事業、③需要開拓支援事業(中堅・中小等)の3つの柱で構成されております。「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援事業」は、第4次産業革命に向けたIoT・ビッグデータ・AI・ロボットの活用と、経営力向上に資する内容を支援するもの(補助率3分の2)。前者は上限3,000万円、後者が上限1,000万円・500万円。雇用・賃金を増やす計画に基づく取り組みについては補助上限が倍増され、最低賃金引き上げの影響を受ける場合はさらに補助上限が1.5倍となります。「中小企業IT経営力向上支援事業」は主に、中小企業等経営強化法に沿って経営力向上を支援するITシステムの導入等費用の一部を補助するものです。委託形式で「経営力向上・IT基盤整備支援事業」と「IT関連の専門家等派遣事業」を行います。「需要開拓支援事業(中堅・中小等)」は、『小規模事業者広域型販路開拓支援パッケージ事業』『海外展開戦略等支援事業』『観光資源等を活用した地域高度化計画の策定等支援事業』『商店街・まちなか集客力向上支援事業』で構成されております。小規模事業者等の販路開拓、商店街・中心市街地の消費喚起を補助金と共に提案することで、顧客の負担を軽減するとともに販促物の受注を獲得できるという内容です。「地域未来投資促進事業」は、国会で本決議された後、11月の公募開始が予想されています。前回のものづくり補助金と同様に、中小企業等経営強化法による「経営力向上計画」認定事業者に対しては、審査の加点対象となるようです。自社の生産の効率化にむけたシステムの導入や人材登用、新たな設備増強はもちろんのこと、需要開拓支援事業などを活用して、顧客企業のビジネスを支援する提案営業として活用してみてはいかがでしょうか。平成28年度第2次補正予算決定“地域未来投資促進”はじまる