ブックタイトル東プロだよりNO372

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概要

東プロだよりNO372

印刷の新たな可能性を切り拓くインクジェット技術『FUJIFILM Inkjet Technology』富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社インクジェット技術には、さまざまな産業の未来を切り拓いていく「革新の力」があります。その力を引き出す決め手になるのは、「個々の技術」だけでなく、それらを連携させシステム全体を最適化するための「統合力」。富士フイルムは、「ヘッド」「インク」「画像処理」のすべてを自社グループで一貫して開発できる強みを活かしながら、「個の力」も「統合の力」も兼ね備えた真のトータルメーカーとして、独自の高次元なインクジェット技術『FUJIFILM Inkjet Technology』を、さまざまな分野の製品に展開しています。■グループ各社の高度な技術の融合で実現した5 つの特長『FUJIFILM Inkjet Technology』は、富士フイルムグループ各社が持つ高度な技術の融合により、本来は両立の難しい5つの特性を、同時に実現しています。● 高耐久性..... ヘッドに「インク循環機構」を設けることで吐出信頼性が高まり、ヘッドの耐久性も向上。運用時の安心感に貢献。● 高画質........ 印刷本紙でベストの再現性を安定的に実現する『Rapic 技術』をはじめ、富士フイルム独自の画像処理技術を複合的に投入。さまざまなメディア上で高画質を発揮。● 高安全性..... 高度な有機材料技術を活かし、染料や顔料の設計段階から環境に配慮した処方を徹底することで、人にも自然にも優しい安全なインクを開発。● 高生産性..... 用紙幅のヘッドで搬送方向にワンスキャンで印字する「シングルパス方式」などにより、さまざまなジョブを高速で印刷することが可能に。● 高汎用性..... 種々のメディアに定着可能な汎用性の高いインクを開発。幅広いビジネス、多様なジョブでの「インクジェットの活用」をサポート。■紙器パッケージ分野に革新をもたらすB1 枚葉デジタル印刷機『FUJIFILM Inkjet Technology』を活用した製品は、B2 サイズ枚葉デジタル印刷機『Jet Press 720S』をはじめ、軟包装向けUV インクジェットプレス『MJP20W』、ワイドフォーマットLED UV プリンター『Acuity LED 1600Ⅱ』など、さまざまな分野で市場導入が進んでいますが、富士フイルムでは、さらに広範な領域を視野に入れ、新たな製品への応用を進めています。その一つが、ハイデルベルグ社と共同開発し、drupa2016 で初公開したB1 サイズ枚葉デジタル印刷機『Primefire 106』。2017 年から販売開始予定のこのシステムは、富士フイルムの卓越したヘッド技術・インク技術・マーキング技術およびシステム開発力と、ハイデルベルグ社が持つ「機器システムの設計・製造」「ワークフロー・ソフトウェア」に関するノウハウをフルに活かして開発したもので、紙器パッケージをはじめ、ポスター、カレンダーなどのジョブに、革新的な機動力と、オフセット印刷に匹敵する安定性・信頼性・高品質をもたらします。富士フイルムは今後も、『FUJIFILM Inkjet Technology』の応用範囲をさらに広げながら、商業印刷、パッケージ印刷、産業印刷などのさまざまな分野に、新たな価値を提供していきます。Primefire 106 powered by FUJIFILM Inkjet Technology