ブックタイトル東プロだよりNO372

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概要

東プロだよりNO372

No.372 3■ 東プロゴルフ大会参加者募集中恒例と成りつつあります「東プロゴルフ」今年も行います!組合員様の親睦と東プロだより広告協力会社様との懇親の場として情報交換していただければ幸いです。開催日 平成28年7月24日(日)場所 大利根カントリークラブ 茨城県坂東市下出島10TEL 0297-35-1344集合時間 9時30分西スタートホール   スタート 西アウトコース 9時45分(ぺリア方式)参加費 3,000円(当日申し受けします) プレー代 各自フロントにてご精算下さい。申込締切 7月11日(月)申込先 東京プロセス工業協同組合事務局 TEL 03-6265-0651  FAX 03-6265-0652お申込み後の取り消しにつきましては、キャンセル料を申し受けさせていただく場合がございますのでご了承ください。既にFAXでもご案内しております。是非申し込みお待ちしております。■drupa2016 報告 東京平版 佐々木幸太氏「インダストリー4.0」の潮流を受け、「PRINT4.0」をキーワードに掲げた今回のdrupa2016では、本場ドイツで印刷業がどのような形で、近未来のあり方を見せてくれるのかが、私が一番注目するところであった。展示内容の大きなトレンドとしては「B1デジタル印刷機」と「ポストプレス」であった。デジタル印刷機に関しては、インクジェット、液体トナー、オフセット方式など、各社が様々な方式をとってはいるが、印刷物としては、どれもオフセット印刷に変わる十分な品質を提供できるレベルであったように思える。これから各社から製品化され市場に出揃い、現場での様々なハードルに直面し、生産機としての本当の評価が下されるであろうが、デジタル印刷機としての本流がどれになるのかが、一番の興味どころでもある。ポストプレスではデジタル印刷の後工程として、抜きや箔などのデジタル高品質加工機や、製本や抜き・折りなど従来2~3工程必要なものをワンパスで処理するフローシステムなどが多く展示されていた。全てに共通して言えることは、デジタル化による生産工程の高機能・省力化・省人化である。今回の展示会では、まだインダストリー4.0を印刷業で具現化したとは言えないが、これがPRINT4.0の入り口であり、近未来の印刷業の方向性を見せてくれるには十分なものであった。これらの生産施設がネットでつながり生産工程を一元的に管理できる時代がきっと訪れるのであろう。ともあれ、コスト削減を目的としている生産工程の自動化は、設備投資において、大資本に有利に作用することは間違いない。また、スキルレスとなることで参入障壁も低くなり、他業種からの市場参入も十分に想定できる。私たちは、これからのデジタル印刷の時代に向けて、自分が生きるマーケットをしっかりセグメンテイトした設備投資とビジネスモデルを創り出すため準備をしていかなくてはならない。そこに、私たちのもつ製版由来の技術を、他にはない価値として、どのように付加できるかが、大きなポイントとなるのではないか。