ブックタイトル東プロだよりNO371

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概要

東プロだよりNO371

6 No.371業界情報 Industry information印刷産業は長らく紙媒体への印刷を中心としたビジネスを行ってきましたが、企業のペーパーレス化やコンテンツのデジタル化、最適な情報提供、制作コストの削減といった社会環境の変化を背景に、ますます紙メディアの市場が縮小することが懸念されています。しかし、印刷産業の中にも新たな市場を獲得し、堅調に利益を確保している企業は存在しているのも事実です。市場拡大に取り組んでいる企業の戦略の一つとして紙メディアにこだわることなく、顧客企業の情報発信を支援するという視点でビジネスに取り組んでいることが伺えます。例えば、大手印刷業を中心に活発化しているのがBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)の分野です。IDC Japanが発表している国内のBPOサービス市場予測によると、2015年は前年比4.5%増の6,692億円で、2015年~2020年の年間平均成長率は3.4%、2020年の市場規模は7,903億円を予測しています。この背景には企業の慢性的な人材不足、加速するグローバル展開、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進行などがあり、時には事務局運営からデータ制作、情報発信まで一つの事業に関するあらゆる業務を請け負うことで、顧客ニーズを獲得しています。一方、パートナー企業として顧客企業のビジネスを支援するサービスを始めている企業も登場しています。その中には、ビッグデータを活用したマーケティング戦略支援も、今後さらに注目されていくと考えられます。矢野経済研究所の調査によると、2015 年度の国内のユーザー企業におけるビッグデータ関連投資額は535億円に留まりましたが、すでに具体的かつ本格的なデータ活用を行っている企業も登場しています。今後、IoT(モノのインターネット)プラットフォームとして汎用クラウドが拡大し、IoTサービス基盤の低廉化と利便性向上が進めば、大企業だけでなく中堅企業等においてもビッグデータの活用機会が整備されていくと考えられており、新たなデジタルデータやコンテンツ活用の方法が創出されると考えられます。BPO、ビッグデータ市場から見たコンテンツビジネスの可能性Japan IT week 春2016会場から