ブックタイトル東プロだよりNO366

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概要

東プロだよりNO366

●実効力あるイノベーションで、印刷の付加 価値アップに貢献いたします明けましておめでとうございます。業界の皆さまにおかれましては、希望に満ちた穏やかな新年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。また、平素は弊社に対し格段のご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。さて、年頭にあたり一年を振り返り、この先の一年を思うとき、近年とくに実感するのは、変化の大きさと速さです。政治・経済・産業・文化・自然環境などあらゆる分野で目まぐるしく事象が変化し、一年が瞬く間に過ぎ去っていきます。こうした激動の時代の中で何より重要なのは、「本流」を見据え、自らが目指す未来の行方をしっかりと見通していくことです。おりしも本年はdrupa開催の年。印刷業界の未来を考える年でもあります。これから2020年に向けた、世界的な技術革新の「本流」は、IoT(Internet ofThings)でしょう。人々のライフスタイルが激変し、あらゆる業種に新たなビジネスチャンスが生まれてくるはずです。各産業界で、インターネットによる製造業務の結び付きが強化され、業界の枠を超えた連携がさらに進んでいくでしょう。もちろん印刷業界もこの方向を目指す必要があります。そのためにも、設備・人材育成に積極的に投資をしながら、まずは印刷業界そのものの活力を高めていかなければなりません。●省資源・デジタル印刷・パッケージを軸 にソリューション提供いま、FFGSでは、そうした業界全体の活性化のために、大きく3つの方向性でソリューションの開発・提供を進めています。一つは、印刷会社の収益性アップに貢献する「省資源」。4月に発表した、CTP・印刷関連製品の世界統一ブランド『FUJIFILM SUPERIA』が核になります。もう一つは、既存事業拡大のための「デジタル印刷」。『Jet Press 720S』やワイドフォーマットの『Acuityシリーズ』などで幅広い領域をカバーしながら、富士フイルム独自の高度なインクジェットテクノロジーを、他の産業分野へも拡大していきます。そして三つ目が、新規事業開拓のための「パッケージ印刷」。水現像・DLE版によるフレキソ印刷とデジタル印刷の両面から、小ロット・多品種化、環境・安全などの最新ニーズに応える万全のサポートをご提供いたします。もちろん、すべての製作工程の中枢となるワークフローシステム『XMF』や関連ソフトの機能向上にも全力で取り組み、クライアントとのよりオープンな連携体制を構築するなど、実効力のあるイノベーションを展開しながら、IoT時代における印刷の付加価値アップに貢献してまいります。全世界7,000名のグラフィック関連の従業員が一丸となり業界の課題解決に立ち向かうFFGSに、本年もどうぞご期待ください。そしてこれからもご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。最後になりましたが、皆さま方のご健勝とご多幸、ますますのご発展をお祈りし、新年のごあいさつとさせていただきます。富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社代表取締役社長 真茅 久則新年のごあいさつ