ブックタイトル東プロだよりNO361

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概要

東プロだよりNO361

「立ち上がり性能」がさらに進化した完全無処理CTPプレート『SUPERIA ZP』富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(以下FFGS)が提供するオフセット分野向け省資源ソリューション『FUJIFILM SUPERIA』のラインアップの一つ、完全無処理サーマルCTP プレートが、2015 年5 月、従来の『XZ-R』から新世代の『SUPERIA ZP』へと進化しました。この製品は、ET-S、ET-SH、XZ-R に続く第4 世代の無処理プレートで、定評ある立ち上がり性能がさらに高まるとともに、刷りやすさ・汚れにくさなどの印刷安定性も一段と向上しているのが特長です。完全無処理ならではの全方位的な省資源効果と、優れた瞬発力・品質性能を同時に実現しています。■新技術の採用で、印刷立ち上がりがより早く、より汚れにくく 富士フイルムの完全無処理プレートは、処理システムが一切不要になることによる工程短縮効果や、印刷立ち上がりの早さなどでお客さまから高い評価をいただいており、すでに世界3,000 社以上の導入実績を有しています。 新たに発売した『SUPERIA ZP』では、独自の支持体表面処理技術「MGV(MULTIGRAIN V)」に加え、新開発の「s-HDS(super Hydro Discrimination Surface)技術」の採用により非画像部界面の保水性能を最適化することで、さらなる汚れにくさ、水幅の拡大を実現。この新技術と、XZ-R で実績のある「RSS 技術」「FPD 技術」との相乗効果により、一段と高い機上現像性・印刷安定性を発揮し、下記のメリットを提供します。(1)親水性の向上により、ブランケット胴や圧胴へのインキ汚れ堆積を抑制。日常のメンテナンス作業負荷が軽減され、省工数が実現。(2)汚れにくくなることで水幅が拡大し、より水を絞った印刷が可能に。インキの過乳化抑制により、品質安定化、損紙低減(省資源)が実現。(3)より安定した、スピーディーな機上現像が実現。印刷条件に左右されず、つねに素早い立ち上がりが可能になり、印刷時間がさらに短縮(省工数)、刷り出し損紙も削減(省材料)。■オフセット印刷用CTP の究極のソリューションとして 去る5 月14 日には、『JP2015 情報・印刷産業展』会場のインテックス大阪にて記者会見を開き、『SUPERIA ZP』の発売を発表。この席で、代表取締役社長・渥美守弘は、同製品の位置付けについて、「SUPERIA で追求している“5 つの省資源”すなわち省材料・省工数・省エネルギー・省排出・省ウォーターのすべてに寄与する、オフセット印刷用CTP の究極のソリューション。工程変革によって大きな省資源効果を提供することができる」と紹介しました。また、FFGS の製品開発姿勢について触れ、「昨年、吉田南工場の開発・生産機能を垂直統合し、研究・開発から製造、販売、サポートまでの一貫体制を構築した。お客さまのニーズをいち早くキャッチし、それをタイムリーに製品開発へと反映していけるよう努めている」と述べました。 FFGS では、品質・生産性・環境性・安定性・経済性を高レベルで兼ね備えた『SUPERIA ZP』をワールドワイドで広く提案し、明確な省資源効果を提供することで、印刷会社の皆さまの収益性改善・体質強化に貢献してまいります。