ブックタイトル東プロだよりNO355

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概要

東プロだよりNO355

利益アップ、企業価値アップを実現する“戦略的省資源印刷”●印刷コストの削減に有効な「5つの省資源」 いま、どの業界においても、CSRの観点から「投入資源の削減」や「資源の有効活用」、すなわち「省資源」が重要な課題の一つになっています。省資源とは、一言で言えば「無駄をなくすこと」。資源の“無駄使い”を減らし、リサイクルを推進することで無駄な排出物を減らす。これは、環境対策の基本的な項目として多くの企業で実践されているのではないでしょうか。 FFGSでは、印刷業における省資源の取り組みについて、①用紙やインキなどの主資材を節減する「省・材料」、②時間を短縮し生産工数を減らす「省・工数」、③生産工程における電気やガスの使用量を抑える「省・エネルギー」、④廃液・廃水なども含めた産業廃棄物の排出を減らす「省・排出」、⑤無駄な水をできるだけ使わず節水を徹底する「省・ウォーター」、という5つのポイントにフォーカスした取り組みを提唱しています。●「省資源」は単なる環境対応ではない これら「5つの省資源」に取り組んだ結果として得られるのは、環境負荷削減効果だけではありません。材料やエネルギー、水の使用量を抑え、廃棄物の排出量(=処理量)を減らすことは、「コスト削減」に直結します。印刷にかかるコストの内訳を見てみると、比率が最も大きいのは「用紙」で、実に70%を占めています。二番目が「インキ」で10%、三番目は「光熱費(電気・ガス)」で7%。この3つの要素だけで全体のコストの9割近くを占めています。つまり、用紙・インキ・光熱費を、コスト比率の小さい材料や技術を活かしながら削減していくことで、より大きなコストメリットを生み出すことができるのです。 また、無駄な作業を省き、工数削減を図ることは、「生産性の向上」につながります。工程の時間短縮は、短納期ニーズへの確実な対応を実現し、また、1人あたりの作業時間が減れば、節減した時間を他のタスクに充てることができ、オペレーターの多能化やクライアントへの提案力の強化にも取り組むことが可能になります。 つまり、「省資源」の追求は、環境対応と同時に、コスト削減や生産性向上などによる「利益アップ」に向けた有効な戦略の一つと捉えることができます。●「儲かる印刷」の実現を目指して FFGSが提案する「省資源」の根底にあるのは、「一社でも多くの印刷会社様に、“儲かる印刷”を実現していただきたい」という私たちの強い思いです。そのために、刷版・印刷に関する富士フイルムの知見・技術を結集し、資材やシステムの提供から効果的な活用方法の提案まで含めたトータルソリューションとして、皆さまの取り組みをサポートいたします。ぜひ皆さまにも、より戦略的な視点で「省資源」に取り組んでいただき、利益アップ、企業価値アップという確かな成果を挙げていただければ幸いです。 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(以下FFGS)では、印刷におけるさまざまな“無駄使い”を削減することで、環境対応を図りながら、同時に、コスト削減、生産性向上、そして利益アップをも実現する戦略的な“省資源印刷”を提案しています。富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社