ブックタイトル東プロだよりNO354

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概要

東プロだよりNO354

6 No.354業界情報 Industry information スマートフォンは、この1~2年間で急激に普及しております。実際、今年4月に内閣府から発表された消費動向調査では、3月末のスマートフォンの世帯普及率は54.7%、タブレット端末20.9%となっており、スマホの普及率が5割を超えました。 なお日経BPコンサルティングがまとめた、全国の男女4400人を対象とした調査「携帯電話・スマートフォン“個人利用”実態調査2014」によると、「スマートフォンを1台だけ所有」している人は39.3%で、「従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)を1台だけ所有」している人は53.0%でした。なお携帯電話やスマートフォンを2台持っている人は7.7%おり、スマートフォンの利用者は6.1%であったことから、少なくとも1台はスマートフォンを利用している人の比率は45.4%となります。これは前回調査の39.4%から6.0ポイント伸びたこととなります。 さらに女性の場合は、15~19歳の保有率は78.5%、20~24歳では73.5%、男性の場合は15~19歳で77.0%に上っているなど、15~29歳のスマートフォン利用率が高くなっています。 スマートフォンを利用することで、カタログや定期刊行物などの情報発信から、GPSなど様々な機能と連携させた新しいサービス提供まで多様な利用が考えられることから、各企業が自社のサービス提供あるいは販促活動の一環としてスマートフォンを利用する動きが登場しています。こうしたスマートフォンを利用した情報発信には、オリジナルアプリを必要とするものもあり、印刷会社の中にはアプリ開発まで含めた制作を行う企業も登場しています。 オリジナルアプリの提供にあたり、特にiPhone用アプリにおいては、アップル社から承認を得るのが難しいともいわれていることが、アプリ制作を受託する側にとっての一つの課題となっています。 そうした中、アップル社ではアプリ開発者向けの専用サイトで、アプリが認可されない、「よくあるアプリがリジェクトされる理由(Common App Rejections)」を公開しています。(https://developer.a p p l e . c o m /a p p - s t o r e /r e v i e w/rejections/) それによると、最も多い却下理由は「情報不足」の14%で、理由のトップ10が全体の58%を占めています。なお、難しい条件をユーザーに要求するようなアプリの場合はデモムービーを挿入したり、何かしら必要なハードウェアがあるアプリの場合はそれを提供する準備をしておくべきとのことです。 またアップルでは、iOS 7向けアプリのUIデザインで「すべきこと」や「してはいけないこと」などをまとめたサイトも開設しています(https://developer.apple.com/design/)。アプリ開発に関して参考にできそうです。スマートフォン普及率5割超えるアップルがアプリ認可しない理由トップ10を公開