ブックタイトル東プロだよりNO350

概要

東プロだよりNO350

つかむ　クライアントの心をつかむ、仕事をつかむ受発注プロセスの改革により、クライアントに対して「印刷物を発注しやすい環境」を提案することで、クライアントの心をつかみ、一つの仕事の周辺に潜在する仕事を受注する、あるいは“クライアントの先のお客さま”の心をつかむことが可能になります。たとえば、富士フイルムのWeb to Printソリューションにより、クライアントはいつでもWebを通じて印刷の発注やその管理を行なうことができ、自分のイメージに合った印刷物を、必要なときに、より少ない労力で制作することが可能になります。このように、「印刷発注業務の効率化」といった新しい価値をクライアントに提供することがポイントになります。つなげる　クライアントと営業、社内の各部門をつなげる営業マンとクライアントとのつながり、あるいは社内の部門同士のつながりを強化するためのご提案です。具体的には、富士フイルムのWebポータルシステム『XMF Remote』を使ったプロセス改革により、営業のクライアント対応にかかわるルーチンワークが削減でき、その分、提案力の強化が実現。また、比較検版機能や校正履歴管理機能により、プリプレスにおける印刷事故も削減できます。進捗管理の共有により、社内滞留のゼロ化も可能。これにより、さらなる短納期対応や、作業効率向上による利益の拡大につながり、クライアントからの信頼性アップ、継続的な受注の確保が実現できます。つくりだす　付加価値をつくり出すプロセスの改革により、“新たな時間”“印刷事故のない安心・安全”“一段と安定した品質”をつくり出すことが可能になります。その中軸となるのは、富士フイルムのワークフローシステム『XMF』による全体最適化。具体的には、面付けやデータアーカイブなど、人に依存していた作業を自動化し、工程の後戻りやミスを削減する。オープン性・信頼性に優れたデータ交換用フォーマット「Finished PDF/X」を活用することにより、遠隔拠点や協力会社とのデータ受け渡しの安全性・信頼性を高める。さらに、クラウド型のカラーマネジメントサービス『XMF ColorPath』により、複数の製造拠点で安定したカラー品質を実現する。このような生産工程全体の最適化により、さまざまな付加価値の創出が可能になります。こうしたプロセスの改革は、“プロダクト改革”のための基盤にもなるものです。クライアントの要望を引き出し、さまざまな生産手段を使ってより効果的な印刷物を提供するというプロダクトの改革も進めることで、クライアントの満足度をさらに高め、印刷ビジネスを大きく拡げていくことができます。「つかむ・つなげる・つくりだす」をキーワードにサービス業の視点で取り組む“企業のパワーアップ策”富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ（以下FFGS）では、印刷業における成長戦略のキーポイントは「製造業」から「サービス業」への転換であると捉え、サービス業の視点でクライアントに付加価値を提供していく戦略を、「つかむ・つなげる・つくりだす」をキーワードにご提案しています。