ブックタイトル東プロだよりNO348

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概要

東プロだよりNO348

「完全無処理プレート」と「湿し水」に着目した工程改善の新提案富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社Eco&Fast Printing■Eco&Fast Printingとは Eco&Fast Printingで目指しているのは、印刷機器や材料を適切に管理し、それぞれの性能が最大限に発揮される理想的な状態を保つことによって、生産性・品質安定性の向上、コスト削減、環境負荷削減を実現すること。そのための取り組みを、FFGSがきめ細かくサポートします。 具体的には、Eco&Fast Printing実践のための要点を解説するセミナーや勉強会、印刷機の状態・運用方法などを分析し課題を見える化する「印刷機診断」などを実施したうえで、技術部門のプリンティングアドバイザーが、個々の現場に合った改善プランの策定から実践サポート、効果検証までを一貫して行ないます。■無処理プレートの優位性を最大限に活かす 印刷時にプレートの性能をいかに引き出せるかというのが、Eco&Fast Printingの重要なポイントの一つ。富士フイルムの完全無処理CTPプレート『XZ-R』は、アルカリ現像やガム処理が一切不要のため、現像タイプのプレートに比べ、大幅な工程短縮・コスト削減が図れます。この完全無処理ならではのメリットに加え、Eco&Fast Printingにより印刷機のメンテナンスや各部の設定を最適化することで、『XZ-R』に採用された富士フイルム独自の砂目『マルチグレインV』の優れた保水性など、プレート性能を最大限に活かすことができ、より水を絞った印刷が可能になります。その結果、刷り出し性・乾燥性が向上し、印刷工程のさらなる生産性アップ、損紙低減、コスト削減が実現します。■湿し水は品質課題解決の要 品質を維持するうえで湿し水が果たす役割は極めて大きく、“印刷品質の良し悪しは湿し水で決まる”と言っても過言ではありません。これは言い換えれば、「品質面の多くの課題は湿し水によって解決可能」ということ。使用条件や目的に応じて最適な湿し水を適切な管理のもとで使用することにより、品質の向上・安定化が図れます。 富士フイルムのCTP湿し水『ECOLITY』シリーズは、10種以上の豊富なラインアップにより、ローラーストリップやインキ余り、紙粉付着、ストップ汚れなど、印刷現場で見られるさまざまなトラブルの解消に貢献。さらに、FFGSでは湿し水導入時のビフォア診断、導入後の定期診断も実施し、より効果的な使用をサポートしています。 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(以下FFGS)では、印刷工程における生産性アップ・品質安定化・コスト削減に向けた改善活動を支援する『Eco&FastPrinting』を推進し、実践的な内容と成果の大きさに多くの印刷会社から高い評価を得ていますが、その新たな展開として、現在、「完全無処理CTPプレート」と「湿し水」にフォーカスしたEco&FastPrinting活動を進めています。