ブックタイトル東プロだよりNO348

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概要

東プロだよりNO348

6 No.348業界情報 Industry information 日本印刷産業連合会のデジタルプレス推進協議会は、「印刷業界におけるデジタル印刷に関する調査(平成25年度)アンケート」を実施しています。アンケートは、A4換算でモノクロ出力が月10万頁、カラー出力が月5万頁以上の企業を上位グループ(ベストプラクティス企業)を分けることで、より実態に近い市場分析を発表しています。 同調査によると印刷物の品目は、上位グループと全体平均共に大きな違いはなく、「パンフレット」「ポスター」が一番多く、次いで「チラシ」「カタログ」と続きました。デジタル印刷機に関しては、上位グループの保有数は全体平均の1.6倍に相当するなど、生産能力の高いデジタル印刷機を導入することで大ロットのプリントボリュームに対応していると考えられる結果でした。 収益状況は、上位グループでも「儲からない」という回答が1割を超えており、要因としては顧客からのコストプッシュと納期集中により、稼働率が上げにくいことが挙げられます。 「売上高が1位」のデジタル印刷物は全体集計、上位グループともに商業印刷で、上位グループは「個人別対応」テキストから、「多品種大量」教材出版なども含めて、専用システム化、インライン化された生産システムによるビジネスを展開しています。英・IPEX2014参加者にとって有意義な展示会に 4大国際印刷機材展のひとつといわれているIPEX 2014が、3月24日から29日までロンドンで開催されました。ハイデルベルグやKBA、マンローランド、コダック、HP、キヤノンといったメーカーが出展を取りやめ、前回の3分の1程度にまで規模を縮小しての開催となりました。 そうした中、富士フイルムやコニカミノルタなどの出展メーカーの意欲的な展示が注目されたのと、多彩な無料セミナーなどを通じて、最新の印刷ビジネス情報が発信されました。展示会そのものもMISやインクジェットプリンターの活用など時代を反映した技術の提案が行われました。 なお、興味深いレポートが出展メーカーを初め、日本WPAなどのWebサイトでも発信されています。日印産連 デジタル印刷市場調査儲かる構造にすることが課題に●日本WPA  http://www.waterless.jp/●FUJIFILM  http://ffgs.fujifi lm.co.jp/