ブックタイトル東プロだよりNO344

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概要

東プロだよりNO344

高感度UV印刷+Eco&Fast Printing 取り組み事例― 小宮山印刷(株)乾燥時間の削減で生産効率が劇的に向上「短納期・安定品質」で絵本・教材分野のニーズに応える富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ 平成25年12月13日■水を絞った印刷でUVのメリットを最大化 2012年2月の四六全判5色機を皮切りに、2013年2月までに3台導入した高感度UV機。同社にとってUV印刷は初めてのチャレンジであっただけに、本格運用までには苦労もあったという。 そこで同社は、FFGSの提唱する、『Eco&Fast Printing』の考え方に沿って、印刷機のセッティングや資材の選定を進めていった。資材については、高感度UV印刷の場合、高いUVインキ適性が必要になることから、使用する版材や湿し水についてあらためて検証。その結果、版材は、従来から使用している富士フイルムのサーマルプレート『XP-F』を。湿し水については、4種ほど比較検討を行ない、富士フイルムの『ECOLITY S-H1』を採用した。また、資材の選定に加え、FFGSの技術担当による『Eco&Fast Printing』の勉強会を各工場で実施。■“印刷後、即加工”が枚葉機でも実現 高感度UV印刷+『Eco&Fast Printing』による効果は明確に表われており、とくに、最大の狙いであった生産効率は歴然とアップしている。現在では、先面を印刷後、即座に後面を刷り、製品として後工程に回せ、その時点でお客さまに刷り見本をお届けすることもできるという。また、生産性向上効果について、「従来はオンデマンド機や輪転機の利点であった“印刷後すぐに加工”という流れが、枚葉機でも可能になった。今後は、UVならではの幅広い用紙適性や、『Eco&Fast Printing』との相乗効果である優れた乾燥性・品質安定を活かしながら、いっそうのスピード対応を目指していく」と松井本部長は語る。永井マネージャー鶴田工場長松井本部長小宮山印刷株式会社(本社・東京都中央区八重洲2-11-3、社長・小宮山貴史氏)は、乾燥待ち解消による生産効率の改善策として高感度UV印刷機に着目し、2012年より導入を開始した。